「自分の選択に悔いがないように」
今回、引退ブログを担当させていただく、背番号6番の高橋雅桜です。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
高校サッカー引退後、チームメイトともう少し一緒にサッカーやろうと話し、続けることにした大学サッカー。終わってみると今までのサッカー人生で1番苦しかった。
コロナ禍の状況から始まった大学サッカー。全員で集まって練習をすることもできず、Zoomで筋トレをしたり、自主トレをしたりと思うようにサッカーのできない日々が続いた。このときに毎日練習があって、人工芝のグランドでサッカーができる環境は当たり前ではないのだと感じた。大学サッカーが始まり最初に感じたのは、それぞれサッカーに対するモチベーションが違うことだ。高校には選手権という大きな目標があるが、大学は高校の時と同じモチベーションで続ける人もいれば、何となく続ける人もいて、高校と比べて、自由と誘惑が多くあり、自分が思っていたよりも大学サッカーは難しいものだと感じた。大学1年は、対外試合も少なくイレギュラーな形で終えた。
大学2年は、コロナも少しずつ緩和し、4つのリーグに出て多くの試合に出場した。1週間で3試合出場した時もあった。都リーグではなかったが、すべてのリーグで優勝を目指し、一番充実していた時期だった。しかし、チームは「関東昇格」を目標に掲げていたが、都2部に降格してしまう。どんなに頑張っても自分たちの代では都リーグでしか戦うことができない。自分はチームに全く貢献することができず、不甲斐なかった。
大学3年は、都リーグに数試合メンバー入りすることはできたが、出場することはできなかった。なかなか試合に絡めない日々が長く続いた。みんながチームの中心として活躍をし、結果を残していてうれしい反面、悔しさもあった。チームは都2部を優勝し、新チームに切り替わった。自分もここからもう一回頑張ろうと思っていたが、Bチームに落とされてしまった。この時は本当に苦しかった。自分以外みんな1年生の中試合をしたこともあった。モチベーションもかなり落ちてしまった。今までのサッカー人生で多くの挫折を経験したが、この時は少し違った。自分にとって楽しかったはずのサッカーが、嫌になったし、ストレスにもなってしまった。今まで一度も思ったことがなかったが、サッカーをやめた方が楽だとも思った。それでも、今まで続けてきて、簡単には投げ出したくはなかったし、自分で続けると決めた以上諦めたくはなかった。この年はそのままBチームで終えた。
そんな中、大学4年になり最後の年が始まった。去年の悔しさもあったし、学生生活最後ということもあり、悔いを残さないようにしたかった。チームの目標の「関東昇格」も成し遂げたかった。個人としては、この年に、都リーグやアミノバイタルカップに出場することができた。決して多くの時間出場することができたわけではないが、ここを目指して4年間やってきたし、諦めなくてよかったと思えた瞬間でもあった。チームとしては「関東昇格」をすることはできなかった。自分が出場しなくても、チームが関東に行ければそれでいいと思っていた。でもやっぱり試合に出てチームの力になれなかった悔しさはあった。
4年間を振り返ると苦しいことの方が多かった。「関東昇格」を成し遂げることはできなかった。多くの試合に出場してチームの勝利に貢献することもできなかった。個人で立てた目標も、4年間かけてやっと達成することができたものもあれば、4年かけても達成できなかったものもある。それでも、部活動をやったものにしか得られないものがあったし、大学4年間をサッカーに費やしてよかったと思う。悔いを1つも残さず終えることは難しいと思うが、悔いを1つでも残さないように努力し、やりきることはできた。
4年間やりきることができたのは、同期の存在が大きかった。部室や練習前、帰り道での他愛もない会話や、みんなとグランドでボールを蹴っている時間が楽しかった。昌平のメンバーとも高校から切磋琢磨してきて、7年間も一緒にプレーすることができてよかった。その中でも、キャプテンである哲太には本当に感謝している。苦しい時期にたくさん助けてもらったし、色々なことがあった中で踏ん張ることができたのは哲太のおかげだ。チームが苦しい時期にも、先頭に立ち、引っ張り続けてくれた最高のキャプテンだった。本当にありがとう。
最後に
ここまで続けてくることができたのは、小中高大のチームメイト、少年団の監督、コーチ、中高と6年間お世話になったコーチ陣など、最高の仲間、指導者に出会うことができ、多くの人の支えがあったからです。そして何よりも家族には感謝してもしきれません。
家族へ
小さい頃から、やりたいことをやらせてくれ、何不自由なくサッカーをやらせてくれて本当にありがとう。サッカーの指導をしてくれたり、朝早くからお弁当を作ってくれたり、試合を観に来てくれたりと本当にたくさん支えてもらいました。ここまで頑張ってこられたのも、どんな状況でも応援してくれる家族の存在があったからです。この先もサッカーを続けていくのでまた試合を観に来てもらえればと思います。少しずつ恩返しできるように頑張ります。
後輩のみんなには、大学サッカーを終えたときに、やりきったと思える形で終えてほしいです。そして来年こそ「関東昇格」を成し遂げてください。応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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48パパ (水曜日, 24 1月 2024 19:13)
お疲れ様でした。
「悔いを1つも残さず終えることは難しいと思うが、悔いを1つでも残さないように努力し、やりきることはできた。」と言い切れるのは、かなりカッコイイと思います。
そういう人物が、これから社会に出て活躍されるのだ思います。