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第2回 #2 高橋龍生

「一期一会」

                                                                  髙橋龍生

今回のブログを担当させていただく背番号2番の高橋龍生です。拙い文章ですが精一杯執筆させて頂いたので最後まで読んで頂ければ幸いと思います。

 

 

初めて大学サッカーの練習に参加したのは3月31日。引退して3ヶ月以上経っている身体は思うように動かず衝撃と共に周りのレベルの違いに驚きを隠せない毎日だった。全国大会でスタメンのやつもいればプレミアリーグ出場者もいる。井の中の蛙大海を知らずとはこの事だった。

   中学生の時は5月に引退し勉強に励み、浦和南高校へ進学した。そこで興味本意で入った部活。まさかの古豪でびっくりしたがせっかくの高校生活ならと思い加入した。高校時代はとにかく走り。晴れの日も雨の日も雪の日もとにかく走っていた。ボールに触っていた時間よりも走っていた時間が明らかに多いと思う。「13:20」「下半身トレ」 など独自の練習ばかりやっていた。それでも多くの人生経験をさせてもらったような気がする。高3の時はコロナで思うような活動が出来なかったが選手権だけは開催することが出来た。そこでの最後は昌平との試合。自分は負傷交代、そして予選敗退。なんとも後味の悪い高校サッカーだった。その時サッカーの継続を考えた。

  そして迎えた大学サッカー。入部当初は身体起こしに必死だった。身体が追いついてきた頃、第5中足骨骨折。2ヶ月の療養の後また同じ箇所を骨折。一年に2度同じ骨折を経験した。半年に及ぶ長い療養期間を終え2.3年生。有難いことにトップチームで試合に出させてもらうことがほとんどで両年昇格に向け力を注いだ。3年の時は入れ替え戦にまで進むこともでき順調に思われた。しかしその結果は惨敗。初めて結果が着いてこない1年だった。先輩に対する懺悔や来年の不安を持ったままの進級。新チーム立ち上げと同時に始まる自分の就職活動。上手くチームに馴染めないまま時間は過ぎていった。監督の変更もあり多くの不安が残る中始まったシーズン。初めは浮ついていたが順調に進んで行くチーム、そんな中膝の負傷。悔しさと申し訳なさで胸がいっぱいだった。合流への焦りや後輩の台頭で不安が募る日々を過ごしていたが、そんな時でもめげずに来れたのは周りのみんなのおかげだと感じる。サッカー中は熱く普段は優しい。そんな人柄に多く助けられてきた。復帰してからはチームに貢献すべく走る日々、そして迎えた入れ替え戦。去年リベンジに燃える人も多くチームは良い方向へ向かっていたと思う。結果は去年と同じで惨敗。個人的には全部出し切ってやりきった結果だったと感じたため清々しかった。悔しさも勿論あるがここまで続けてきたみんなと最後までプレー出来たことが1番嬉しかった。

  高校、大学とサッカーを続けてきて多くの人に出会ったが全ての人に感謝と敬意を持てるくらいのいい出会いができたと思う。

「人は必要な時に必要な人に出会う」

という言葉が私が大切にしている言葉で、人との繋がりを大切にしてきた。私はこの言葉のようにここまで良い人生を過ごせてきたと思う。今後の人生も人との出会いを大事にしていきたいとサッカー人生が教えてくれた。

 

そして最後に一緒にやってきた皆へ

 

けんもく

いつもいじられてておもろいやつ。けど試合になると頼り甲斐があって頼もしいやつ。

1.2年生の時は同郷の先輩とのポジション争いで大変な思いもあったと思うけどそれでもやっぱりけんもくが1番だと思う。

 

かいと

外見とプレーが1番ギャップあるんじゃないかって思う。爽やかイケメンなのにピッチに入ると熱いプレーを見せてくれる。怪我で苦しい時期が長かったと思うけど、最後一緒にプレーできて感動した。嬉しかった。

 

こう

今年はキャプテンとしてほんとに頑張ってくれたと思う。不慣れながらもやりたくもない嫌われ役を買って出てくれて申し訳ない気持ちでいっぱいだった。今年は責任でガチガチなことが多かったから、肩の荷が降りたこうとサッカーやりたいな。

 

あいる

誰よりも声出して盛り上げてくれる。俺の使い方を1番わかってくれてる飼い主は今まであった人の中で1番上手いんじゃないかと思ってた。一緒にサッカーすること1番長かったから既に寂しく感じる。

 

りく

器用貧乏って言葉があるけどりくには器用大富豪って言葉が似合うんじゃないかってくらいどこでも出来てなんでも出来る。唯一の弱点は前髪が長すぎることくらい。サッカー以外でのドSはもう少し改善していこう。

 

みつき

いつも戦術を教えてくれたけど1年間1回も理解できなかった。けどめげずに指導してくれてありがたく思ってた。怪我で大変だと思ったけどみつき無しではここまでこれなかったと思う。いつも怖い顔してると人が離れちゃうから直そう。

 

かさい

同級生なのに敬語使ってる不思議なやつ。けどプレー中はたまに道を間違えるが熱く魂の籠ったものを見せてくれた。最後は怪我して応援だったが、かさいがみんなを引っ張ってくれて嬉しく思う。

 

ともき

試合出ると不思議と点取りそうな予感がいつもした。自分を顧みずボールに突っ込む姿はいつも感動してた。1.2年生の時は授業と怪我でサッカーどころじゃなかったと思うけどそれでも続けたともきをめっちゃ尊敬してる。

 

がくと

「俺サッカー続ける気なかったしそんな好きじゃない」とか「これからゴルフの練習しなきゃ」とか言ってるけど1番サッカーが大好きなやつ。守備面では1番頼ってたし点も取れるし奇跡も起こせる。オーバーヘッドで点とるところ生で見たかったな。

 

はやと

見た目はオジサン中身は学生。問題児ばっかのカテゴリーを見るのは大変だったと思うけど3年間よくやりきったと思う。

 

タカさん

初めは暑苦しい人だと思ってた。けど実際は誰よりも部活のことを考え誰よりも感情を剥き出しにしてくれた。辞めずに1年間続けれたのもタカさんの熱量あってのことだと思った。1年間チームを支えてくださったことに感謝します。

 

よーじさん

2年生の時から下手な俺を使い続けてくれた。サッカーでもサッカー以外でも交流することが多く良い時間を長く過ごすことが出来た。最後の1年はコーチとして関わってくださったが、ここまでの結果を残せたのもよーじさんの力あってのもの。

長きに渡る指導に感謝します。

 

 

 

 

ここまで長きに渡る文章を読んで頂きありがとうございます。来年以降も後輩たちがきっといい結果を残してくれると信じています。今後とも大東文化大学男子サッカー部の応援よろしくお願いいたします。