今回引退ブログを担当させていただく背番号21の笠井勇希です。拙い文書ですが最後まで見てくださると幸いです。
私はサッカー部に入部した当初、「自分は本当にサッカーを続けていけるのだろうか」と何度も悩むことがありました。特に、自分の弱さを痛感する場面は多かったです。メンタルが強いタイプではなく、失敗するとすぐに落ち込んでしまい、「もう無理だ」と思う日もたくさんありました。何度も壁にぶつかり、そのたびに自分の弱さと向き合わなければなりませんでした。
それに加えて、私は技術的にも未熟な部分が多く、キックがとんでもなく下手くそで、自分でもそれが大きなコンプレックスでした。何度練習しても上達しないと感じる日々は本当に苦しかったです。周りの仲間たちが次々と成果を出していく中で、自分だけが取り残されているような気がして、何度も心が折れそうになりました。
それでも、ここまで続けてこられたのは、周囲の支えがあったからです。
はじめに、仲間たちに感謝の気持ちを伝えたいです。私がどんなに落ち込んでいても、「大丈夫、次がある」と励ましてくれる仲間たちの存在は、本当に大きな支えでした。3年時の合宿では、一緒に苦しい状況を乗り越えたことで、強い絆が生まれました。この絆は、一生の宝物だと思っています。また、自分のキックの練習にも付き合ってくれ、とても感謝しています。
そして、指導者の皆さんとの出会いも、私にとって大きな財産です。厳しくも温かい指導を受ける中で、「もっと頑張ろう」という気持ちを持つことができました。私のような未熟者に対しても根気強く向き合ってくださり、可能性を信じて指導してくださったことに、心から感謝しています。
これまで私を支えてくれた家族に、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。どんなときでも私を見守り、励まし、支えてくれた家族の存在があったからこそ、私はここまで頑張ることができました。
特に両親には、言葉では伝えきれないほどの感謝があります。子どもの頃から私のわがままに付き合ってくれたり、失敗したときに優しく励ましてくれたり、いつも私のことを一番に考えてくれました。忙しい日々の中でも、家族のために一生懸命働いてくれる姿を見て、私も「もっと頑張らなければ」と思うことが何度もありました。
これまでたくさん迷惑をかけてきた分、これからは親孝行をしていきたいです。まだまだ未熟な私が、自分が成長し、幸せになることが、家族への一番の恩返しだと信じています。そして、いつか家族が「あなたを育ててよかった」と思ってくれるような人間になれるよう、努力を続けていきます。
引退して改めて思うのは、日々の時間をもっと大切にしておけばよかったということです。どんなに長く思えた日々も、振り返れば一瞬のように感じます。だからこそ、これからの時間を無駄にせず、次のステージに向けて一歩一歩進んでいきたいと思います。
最後に、これまで私を支えてくださったすべての皆さんに、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。家族、仲間、指導者、そして応援してくださった皆さんの存在がなければ、私はここまで続けることができませんでした。この場を借りて、心からお礼を申し上げます。
引退後は、社会人としてこれまでの経験や教訓を糧に、少しずつでも成長していけるよう努力していきたいと思っています。
コメントをお書きください